商品やサービスの「詳細ページ」を設けることは多いでしょう。
スポーツ用品店であれば、グローブとかスパイクとか、個別の商品を紹介するページです。
書道教室であれば、「大人向け書道教室」のページとか、「小学生の部」とか、個別サービスを紹介するページですね。
そして多くの場合、この商品詳細ページこそが、「問い合わせ」「予約」などを促すために核心となるページになります。私はこれを「勝負ページ」と呼んでいます。
では勝負ページは、どのような点に気をつけて作成すればよいでしょうか?
私は、大きく以下の2点が重要であると考えています。
(1)説明する話の流れ、表現に気をつける(工夫をする)
いきなり「とにかくおススメ!!」とか「自信作です!!!」というPRをするのではなく、以下のような話の流れにしてみてはいかがでしょうか。
<A:Address 呼びかける>
○○するときに▲▲なかたへ
とか、
○○したい、でも▲▲なかたへ
とか、
○○、かつ▲▲なかたへ
など、具体的なお客様を指し示すと良いと思います。ページ最上部で具体的なお客様を指し示す意味については、ブログでご説明しています。
(ブログ)「自分向け」と気づかせるためのWeb活用
<P:Problem 問題に気付かせる>
××にお困りではありませんか?
とか、
××をお探しではありませんか?
など、「このページを見ているということは、××でお困りではないでしょうか?」というニュアンスを伝えたほうが良いと思います。
マーケティングの鉄則中の鉄則かと思いますが、「お客様はモノが欲しいのではなく、解消したいだけ」という考え方がありますね。
つまり、「私の悩み(課題、不満、不安)が、このページ(の商品・サービス)なら解消できそう」と思わせるためにも、「このページを見ているということは、××でお困りではないでしょうか?」と説明し、お客様の期待感を高めると良いと思います。
<S:Solution 解決策と根拠を示す>
いよいよ、次に「商品やサービスの詳細」について示す番です。
「このページを見ているということは、××でお困りではないでしょうか?であれば、次の商品がお役に立ちますよ。なぜなら…」というニュアンスで、「解決策(つまり貴社の商品やサービス)と根拠(特徴、強み)」を示していきます。
<R:Relieve 安心させる>
多くの企業が「解決策と根拠」”だけ”示して、その後いきなり「ご注文はコチラ」などと急かしてしまうのですが、そこが問題です。
「解決策と根拠」と示した後、「ご注文はコチラ」などと具体的行動に向かう前に、「安心させる」というステップが必要です。これは非常に重要です。
・お客様の声
・よくある質問
・返金保証
・初回は半額(例えばの話ですが…)
など、「注文」や「問い合わせ」という「高いハードル」の前に、「決心を促す安心感」を示す必要があります。
繰り返しますが、この「安心させる」というステップをここに挟むのが極めて重要です。
<A:Action 行動を呼びかける>
無料相談会の案内、資料請求など、ページ下部では「具体的な行動を呼びかける」訳です。当然ですよね。
上記のステップの頭文字を取って、永友事務所では「勝負ページ」の話の順番を「APSORA(アプソラ)の法則」と言っています。
APSORA(アプソラ)の順番に、ページの上から、話を展開してみてくださいね。
(2)「ならでは感」を入れる
2点目に重要なのは、上記<S:Solution 解決策と根拠を示す>のところで「貴社ならでは」という情報を入れることです。
例えば「お子さんだけでなく大人も楽しめる(役立つ)書道教室です」とPRしたいのならば、
・市内の書道教室の多くは18時までですが、当教室は夜21時までやっているので仕事帰りにも通いやすいです
とか、
・提携駐車場が多いのでお車でも通いやすいです
とか、(あくまで例えばですが、)あなたの書道教室が大人にもたくさん来ていただきたいのならば、「大人でも楽しく便利に通いやすい書道教室をお探しであれば、当教室ならではの、このような特徴があるので、当教室がぴったりですよ」と示す必要があります。
いわゆる「差別化ポイント」ですね。
これがしっかりと書かれていないと、他のお店に目移りされてしまう可能性があるのです。これは避けたいですよね。
Jimdoで商品詳細ページを作るときは、上記2点をしっかりと考えていただきたいなと思っています。なぜなら、このページこそが勝負だからです。